大変ご無沙汰しております。「沖縄」研究会、コロナ禍で活動休止状態にありましたが、再始動いたします!
zoomを利用したオンライン開催となります。
研究会にご参加ご希望の方は「okinawanstudies.jindai@gmail.com」まで「お名前(よろしければご所属)・ご連絡先(メールアドレス)」をご連絡ください。
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以下詳細
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【日時】2021 年 7 月 2 日 (金) 19:00 ~ 21:00
【場 所】ZOOM によるオンラインで開催(要事前予約)
【連絡先】okinawanstudies.jindai@gmail.com ※「お名前(よろしければご所属)・ご連絡先(メールアドレス)」をご連絡ください。
【発表者】ティネッロ・マルコ(神奈川大学 国際日本学部 国際文化交流学科 助教)
【発表タイトル】琉球の「三条約」をめぐる明治政府と西洋列強の交渉について
<発表概要>
琉球は 1854(嘉永 7)年にアメリカ、1855 年にフランス、1859 年にオランダと 修好条約(以下、「三条約」と表す)を締結した。これらの「三条約」は、「琉球処 分」(琉球併合)に関する先行研究においては殆ど検討の対象にならなかった。し かし、拙者『世界史のなかの「琉球処分」』( 榕樹書林 2017) では、これまで東ア ジアのフレームの中においてのみ注目されてきた「琉球処分」を、これら琉球の「三 条約」を基軸として捉えなおすのであれば、アメリカ・フランス・オランダの存在 と役割はきわめて重要なものとなり、従来と異なった視角から明治政府による琉球 併合を検討する必要がでてくることなどを指摘した。本報告では、拙著に記した主 な点を述べながら、それに対する補足・批判、また今度の課題についても触れたい。
<発表者略歴>
2014 年ヴェネチア・カ・フォスカリ大学にて博士号取得。現在、神奈川大学国際日本学部国際文化交流 学科で助教として勤務。専門は、徳川幕府の外交、19 世紀の近代東アジアの関係史。2017 年に、『世界史からみた「琉球処分」』を執筆。2019 年 12 月に「一八六〇年代における徳川幕府による琉球の位置付け」(『東洋史研究』第 78 号) を執筆。2021 年 3 月に "Early Meiji Diplomacy Viewed through the Lens of the International Treaties Culminating in the Annexation of the Ryukyus"(The Asia Pacific Journal: Japan Focus ) を執筆。
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